9/7(火)に「アートプロジェクトの0123」は、講義の初日を迎えました。
第1回目は、わたしたちTeraccollectiveの理事であり、Ongoing代表の小川 希さんが、「アートは今どうなっているのか?」をテーマに、現代アートを「コンセプチュアル」「フォーマリズム」「ポリティカル」の3つのカテゴリーに分けて、講義を進めて行かれました。
それぞれのカテゴリーに対して、いくつか代表的な作品を例にあげながら、作品が生まれた時代背景や、作家が作品をとおして何を表現したかったのか、小川さんの言葉で分かりやすく説明され、これから始まる0123のプロローグとなり、残り10回の講義へ向けた基礎となるお話をしてくださいました。講義の最後には、現在滞在しているウィーンのアート市場の動向について触れ、予定時間を少しオーバーして講義は終了となりました。
講義後には質疑応答の時間を設けていますが、作家の作品制作とカテゴリーの関連性や、フォーマリズムアートなぜ近現代社会で発展したのか、また作家にとって創作活動と生活に境目はあるのかなど、初回の講義ながらも、積極的に質問や発言をしてくださり、オンラインでもオフラインさながらの活気ある講義が展開されました。
<関連リンク>
・小川さんブログ(ウイーン滞在記)
http://blog.ongoing.jp/
・ポリティカルアートのパートで紹介された加藤 翼さんの展覧会「綱張りと島」
https://www.operacity.jp/ag/exh241/