加藤 翼さん展覧会「綱張りと島」

先日の0123初回講義の中で、講師の小川さんが日本で活動しているポリティカルアートの作家として、加藤 翼さんを取り上げていました。加藤さんは、私たちがTeraccollectiveを結成する前の2012年に、TERATTOTERA祭りに参加されています。当時、改装のために解体した井の頭公園近くの老舗焼き鳥店「いせや」の廃材を井の頭公園へ運び、店舗の間取りを可能な限り正確に再現することで「引き起こし」、それを参加した皆さんと「引き倒し」する作品を展開しました。

加藤さんは、ロープを幾重にも配した大きなオブジェや建物を、集まった人たちとある時は「引き倒し」またある時は「引き起こし」するプロジェクトを、日本のみならず海外でも実施しています。2011年の東日本大震災のあと、福島県いわき市で、津波によって壊された家々の瓦礫で作ったモニュメントを、集まった約500人の人たちと一緒に、ロープを使って引き起こした作品をご存じの方もいらっしゃるのではないかと思います。今回の展覧会では、日本国内だけでなく、香港や東南アジア、アメリカやメキシコなど海外での活動の様子も、映像作品として出展されています。

写真だけで音声をお届けできないのが残念ですが、各国でこのプロジェクトに参加した人たちが、目の前の同じ「目標」に向かって、夢中になったときの熱気や一体感、達成した時の歓声と歓喜の様子、また、ものが倒れる時の破壊力や、引き起こされるときの圧倒的な躍動感が映像作品から伝わってきます。いつの間にかこの「引き倒し」と「引き起こし」の世界観にすっかり引き込まれていました。

展覧会の会期は、9/20(月・祝)までとなります。
展示の様子は、TERATTOTERAのFacebookにも載せておりますので、ぜひチェックしてみてください。

<関連サイト>
・加藤 翼「綱張りと島」サイト (東京オペラシティ アートギャラリー HP内)https://www.operacity.jp/ag/exh241/j/introduction.php

・加藤 翼さんと、0123で第6回目の講義を担当される小田のどかさんが、対談をされました。
東京オペラシティ アートギャラリーのYouTubeチャンネルで公開されておりますので、
こちらもぜひチェックしてみてください。

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