12/14に開催した0123 第8回目の講義は、「社会問題とアートの接近」をテーマに、美術家の岡本光博さんを講師にお迎えしました。今回はいつものTeraccollectiveスタッフのコラムではなく、ボランティアスタッフが、岡本さんの講義をとおして感じたこと、考えたことをまとめたレポートをお送りします。
<講義レポート>
アートが政治・法で制限されるという不条理について考えさせられました。
アートは問題提起であり、作品を通して、何気ない日常生活のことや社会問題
について考えるきっかけを人々に与えます。
そのアートを大人の事情で消されたり、無かったことにするのはおかしいと感じました。
つまらない世の中だと感じました。
岡本さんの素晴らしいところは、やると決めたプロジェクトは周りを全く気にせず、
最後まで実行することです。
作品に反対の声が寄せられたときは素直に受け入れながらも、自分自身の意志や表現
したいことは変わっていません。
アートに対するまっすぐな姿勢が岡本さんの魅力の一つだと感じました。
岡本さんの作品に関しては、私も分からないところが多かったです。
画面からではなく、実物の作品を見ると、感じ方も変わるかもしれません。
でも、作品の背景を聞くのは楽しかったです。
一つの作品が完成するまでの出来事やプロセスを聞けたのは貴重でした。
『人が普段の生活の中で感じることを表現できるのがアーティスト』
という言葉が印象的でした。
人々が日常生活の中で無意識に感じている物事を表現するのはとても難しいこと
だけど、そういう作品が人の心に強く残るのは分かる気がします。
アートがもっと生活の中に溢れていけば、世界は楽しくなるだろうな
と感じました。(ボランティアスタッフ 米津七日)
ー米津さんは、現在高校生で、4月から京都の美大へ進学することが決まっています。
TERATOTERAやTeraccollectiveの活動に興味を持ち、ボランティアに志願してくれました。
今回はじめて0123講義のお手伝いに入っていただきました。
TERATOTERAの活動や、アートプロジェクトに興味があり、ボランティアをやってみたい方は、
是非お気軽にお声掛けください!https://teraccollective.com/join/
・岡本光博さんが参加されているeitoeikoで開催中の展覧会は今日が最終日です!
http://eitoeiko.com/