企画者 YOKOさん
英文学科卒。学生時代はシェイクスピアを、会社員時代の間にCGとプログラミングを少し学ぶ。教育機関で専門的にアートやプロジェクトについて学んだ経験はない。10年くらい前に観たパフォーマンスをきっかけに、パフォーミング・アーツや現代美術に関心を持ち、鑑賞者・ボランティア・ワークショップ参加者として影響を受け続けている。
ワークショップの可能性に興味が高まりつつあり、対話や共に考えることを大切にしていきたい。
選んだ理由
アーティストや枠組みなどに具体性がある。
講評
自らの問題意識をテーマとして、兵庫県加西市という縁のある地域にフォーカスしている点がはっきりしていてよいが、アーティストや協力団体、会場などはひとまずリサーチして挙げてみた、という程度にしか見えない。例えばモニカ・メイヤーを軸にするということはどのようなことか。地元のアーティストの役割をどのように考えているのか、など。リサーチ自体からはじめるのであれば、そのようなプロジェクトの構造自体が伝わる資料づくりやプレゼンが必要。
YOKOさんコメント
現状報告と展望
課題で作成した企画案をたたき台に、地域の方に相談を始めました。その方から一緒に実施できそうな方へ、お話をして頂いている最中です。地域の方々といまこの土地への質問を考え、どのようなことを可視化したいのか、丁寧に向き合っていきたいと考えています。
現在、参加者への安心・安全な場づくりがハードルになる可能性があり、そこを踏まえてファシリテーションできる方や、地域外で興味を持って参加してくださる方・アーティストがいらっしゃれば是非お話したいです。(地域内だけだと地域の周囲からの目で参加者が動きづらくなる懸念があるため)
講座全体を振り返って
改めてノートを見て、ハッとすることが多くありました。特に地方での実施者に向けられる地域の人々の目を考えた時に、キュンチョメさんの「アーティストは他所者の役割をちゃんとしたほうが良い」という言葉に、より強い意味を感じました。
自分が手を動かしたり、関わり続けながら見返すことで、より豊かな実践になる予感。他にも心が震えることばをたくさん頂きました。